・10月23日・ 帰ってきたときのテレビの音と明かり。 帰ってくると聞こえるテレビの音。 一人じゃないと、音がすることにほっとする。 電気がついている。暗くない事にほっとする。 だから、でかけるときはいつもつけっぱなし、 ・10月23日・ 夢から覚めて。 夢の中で気づく。もうすぐ目が覚めると。 現実の世界には戻りたくなくて、ずっと夢の中にいたくて 夢にしがみつく。 そうして目が覚める。 夢のときにはあったものが、目が覚めるとなくなっていた。 ・10月23・ 雨とタバコ。 降り始めの雨、タバコを持ってベランダに出る。 火をつけたタバコを手にもちかえて、雨の中にかざしてみた。 この雨がタバコに当たる確立はどのくらなのだろう? 煙を燻らせながら、ずっとそんなことを考えていた。 ・7月29日・ 忘れたら、いなくなったら悲しい。 あなたとの記憶を忘れたれたら どんなにいいだろうと思っていたときがったんだ 初めからなかったことにしてみようとも思ったんだ でも 時がたつにつれて思い出は私に染み付いて離れなくなった 私の一部になってあなたの存在も一人の人間として私にとってなければならないものになった あなたとの思い出が消えるのは悲しい あなたがいなくなるのも悲しい 私には絶対言わないけれど誰かに言ってるのは知ってる そんなこと言わないでとは言わないけれど 私は、あなたがいなくなるのは悲しいし寂しい。 だから どうかいなくならないで ・7月25日・ 気まぐれに付き合う関係。 例えば友人 例えば恋人 単なる知り合い なんでもいい 普段は連絡しなくても 気が向いたときに連絡とって 世間話ができるような関係 気が向いたときに遊びに誘って 予定が空いてたらのってくれるような関係 いつも一緒にいなくていい 気が向いたらよっていくから いつもは放っておいてほしい 一人でもできることはたくさんあるから つかずはなれず が丁度いい この距離感が丁度いい ・7月24日・ 聞こえてほしい声と聞こえてほしくない声。 聞こえてほしくない声があった その声は私を責めてばかりいた 聞こえてほしい声があった その声は私をいつも助けてくれた 今は、両方の声が聞こえない 助けてくれるほうだけに耳を傾けたいといったら それは悪い事ですか? 責められる続けておかしくなりそうだったからやめてくれと言った そしたら助けてくれる声も聞こえなくなった 両方ないとだめですか?辛いとわかっていても両方とらなきゃいけませんか? これは 誰かにきくことですか…? ・7月22日・ 手を伸ばしてとどくものととどかないもの。 違いはよくわからないけれど この世には手を伸ばしてとどくものととどかないものがある とどくものは少なくて とどかないもののほうが多い でも 絶対にとどかないわけではないから 伸ばせば手がとどくこともある 伸ばすか伸ばさないかは本人しだい ・7月21日・ 頼りたい人に頼れないのがどれだけ苦しいことなのか。 胸が苦しくなる 臓器が熱くて 動けない 胸が痛くて動悸がする 頼りたい人にと頼れないということは こんなにも苦しいこと 身体が頼りたいと悲鳴をあげている 理性がだめだと抑制をかけている 頼りたいのを我慢するのはいつでもきついこと ・7月18日・ 消し忘れた。 消し忘れた玄関の。 その明かりを見ると 誰かが帰ってくるような気がする 自分以外の誰も帰ってくる人間はいないのに やわらかいその光は 誰かの帰りを待っているようで 鍵もチェーンも閉まっているから入れるはずはないのに ずっとずっと待っている それを見るのが辛くなり 私は明かりを消しに行く 誰かが帰ってくると思っているのはきっと私だろう ・7月17日・ 心地よさ ぼーっとする 目をつむる 横になって天井を見上げる それがものすごく心地いい 身体のすべてが重力にならって 下へ下へ下がっていく その感覚が好きで心地いい 例えそれが 薬でしか手に入らなくても ・7月15日・ ガラクタ人形。 人付き合いもろくにできない 役にも立たないガラクタ人形 そんな貴方の相手は 使い古しのぬいぐるみで十分 人間相手にするなんで 夢のまた夢 ・6月24日・ 浮かんできたと思ったら。 形にならずに崩れていって またはじめからやりなおし なんど組み立てなおしても 時間と気分に崩される できたのは これだけ ・5月18日・ 助けてくれと言えない。 言っていいのかわからない 言いたいのかどうかもわからない 助けてくれってなんだ 助けるってなんだ 助けを求めるってどういうことだ 私に助けの求め方を教えてください ・5月18日・ 無題。 窓をうつ風の音が気になって窓を開けてみた ベランダに出ると冷たい風が頬をうった 上を向くと一面に灰色雲 今にも雨が降りそうなくらいあたりは暗い 秋みたいだと思った 本当ならこれからもっと暖かくなる そして暑くなる そうじゃなくて これから寒くなると思った そして冬が来ると思った でも 風の中にはかすかだけど草の匂いが混じっていた ほんの少しだけど秋とは違うように思えた 冬は気配だけを残して 実際 これからくる季節はやっぱり夏らしい ・5月12日・ 探し物はなんですか。 ぼくが何を探しているのか 教えてください 探しているものがわかりません ぼくと一緒に探してください 何を探しているかはわからないけれど ・5月2日・ 『闇と救い』 真っ暗で 何も見えない 浅く水が流れる 黒い霧が立ち込める 木が生え森をつくる 森は行く手を遮らず 霧は体をぬらさない 永遠を彷徨い続け 出口は見えない 何をしているの もっと目をこらして 周りを見て 声を出して 手を伸ばして 助けはどこにでもある 救いはいつもそばにある 諦めればそこで終わり 諦めるとか救いとか 諦めてもやらなきゃいけない 救いなんてきてくれない 最後は自分次第 人間には必ず闇がつきまわって 逃げることは出来ない 4月22日の裏ブログより。 物書くならば、自分の書きたくないものも書かなければ、という精神で書いたもの。 本音を言うならば…救い?はっ、ヘドがでるね!!なんですけどねー。 ・5月2日・ textにのりそこねたモノたちをのせていきます。 何日も更新がなければ、1日一度にいくつか載るという可能性もあります。 気まぐれ、まさに 気の赴くままに 。です。