カビルンルンの生息地 「んーっと」 これはもしかしてあれですか…? カビ:湿気を好み、水気がある所に生える。 植物否、菌類。食物として利用されることも あるようだが、通常は食えない。人体に悪影響を 及ぼす可能性大。 腹下し要注意。 目の前にある緑色の物を見て、自分的脳内辞書を 捲ってみたところ見つかった知識。あぁ、カビね…。 「またか」 宗秦は、がっくりと首を落とした。 処理しても処理しても、いくら湿気を取ろうとも めげずに生えてくるそれ。他の場所…いくら湿気が あろうとも、他の場所には生えないそれ。何故ここには 生えるのか。 「お前たち、この場所好きなのかー?」 カビにも好みがあるのか。そりゃ菌類だもんな。 「しかし、こんなに生えることはないだろうに…」 建物内の一部分、一面緑のその空間。 牧場の草原じゃないんだから。 「掃除…しよ」 馬鹿なことを考えている暇があるなら 身体を動かしたほうがいい。それは 実戦で経験したことだ。隅から掃除道具を 運び、ため息とともにカビ退治が開始された。 何度掃除をしようとも いくら気を配ろうとも 僕たちは生えてくる 僕たちは生き返る ルンタルンタ ここは僕たちの好きな場所 ルンタルンタ ここが僕たちの生きる場所 ルンタルンタ ルンタルンタ ルンタルンタ ルンタルンタ あーぁ、壊れた…。 カビルンルンの生息地 書いてみました。 小説サイトさんを尋ねていてですね、戦闘シーン がありましたもので、じゃぁカビと戦うシーンでも 書いてみるか、と思い書き始めたこの小説。 戦闘シーン、ないですよね(屍)カビとの戦闘シーンを 真面目に書いてみたいなぁとか思ってたんですが。 どっこで歯車狂っちゃったのかなぁ。 しかも最後は、何気に歌詞です。作詞してみました。 即興です。見所は ルンタルンタ ですね、ズバリ(笑) でも、どこから出てきたんだろ、ルンタルンタ…。 ぽんちゃんがTWってことで、私はMMで書いてみました。 今回の主人公は、中華飯店所属の宗秦くんです。