女とタバコ 女は好かない。弱いし、すぐ泣くし、女々しい。 いや、女々しいと言うのは当然か、女だし。 「ふー…」 上を向いて、口の中を煙を吐き出す。 これは、自分のストレスが具現化したものだろうか。 「……」 今の状態では、そう思えざるえないが。 「なんだって、女なんかと組まなきゃならないんだ…」 そう、それが今日の喫煙の原因。新しくギルドに入ってきた女。 それがあろうことか自分とペアを組むことになってしまった。 「イスピン、とか言ったっけな」 名前を復唱してみて、さらに気が重くなった。 彼女と会ったのは初めてではなかった。クラドの街中で 出会っていたのだ、しかも最悪の形で。そしてまた 最悪の形で再開。 「ついてねーな、まったく」 言ってまた煙を吐き出す。今度のは、これからのへ不安と どうするか、という自分への問いかけ。 「どーするかね、ほんと」 吹き出した煙は、空高く上っていった。 ここでは初、TW小説。やっぱりマキピンとなりました。 まだ出会って間もない頃、コンビを組まされた直後のマキシかな。 ギルド裏で隠れてタバコ吸ってるんですよ(笑)